2012年2月18日土曜日

適地なく、集落解散の恐れ 中心部・明神 【共同通信社】

※昨年の記事ですが、紹介されたので紹介します。

雄勝町の中心部に近い明神集落は、66世帯が生活していた。現在は被災を免れた家に3世帯が暮らすだけ。集落近くに宅地造成に適した高台はなく、200人ほどの集落は解散の危機に直面している。
 8月中旬、明神集落で開かれた恒例の盆供養には60世帯ほどが集まり、震災前のにぎやかさが戻った。自身も集落を離れて暮らす自治会長の山下哲一さん(58)は「雄勝に戻りたいという人は、積極的に意思表示をしてほしい」と高台移転の話を切り出した。

 反応があったのは3、4世帯。明神集落に戻れなくても、雄勝町には帰りたいと考える人たちだ。一方、多くの人は「明神に住めるなら帰ってきたい」と訴えた。
 震災前、わずかな平地に住宅や店舗がひしめき合った明神集落。入り江を埋め立てて宅地を増やした経緯は、住民なら誰しも知っている。
 住民は集落西側の山地を切り開く案を石巻市に出したが、山は急峻で実現は難しい。明神のほか上雄勝、下雄勝、伊勢畑など中心部の集落には移転に適した高台が少ない。石巻市は移転先候補として車で15分ほどかかる森林公園近くの畑地を挙げたが、住民の多くは難色を示している。

(以下記事全文)

http://www.kyodonews.jp/feature/news04/2011/11/post-5610.html

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